最後の夜。
2007.05.30
最後の夜です。とりあえずこのページでは、紹介し切れなかったユジノの住宅事情と、写真を撮ったあとの出来事、そして最後の夜について書きますね。
住宅事情
ご紹介するタイミングを逃しましたのでここで書いておきます。ユジノの街は、駅近くの商店街やBAZARを除くと、次のような感じになっています。
碁盤目状の大きな道路。規則正しく立ち並ぶ巨大な集合住宅と、ちょうどうどよく点在するキオスク。ほぼどこに行ってもそんな感じです。そしていくつかのスーパー、公園、レストランなどで構成されています。
郊外は?
写真を撮ったあと、私たちはちょっと郊外へ行ってみました。日も傾いてきて(サハリンでは明るいですがもう夜ですね)、なんとなく最後、まだ見てないところないかなあと思ったんです。それでコルサコフ方面に向けて大きな道を歩き出しました。
ところがちょっと街を離れると、野犬の群れが。ユジノの郊外には野犬がたくさんいます(まあ街中にもいるんですが、それなりに人に慣れている。郊外の犬は違いますね)。そんなわけで私たちの行く手に立ちはばかって徒党を組んで吠え立ててくるので、あえなく退散です。いやあ~大きくない犬なんですけど、いっぱいいるんですよ。
夜はパーっと?
さて日も暮れて、お金もそんなに残っていないので、最後の夕食はスーパーで買い物してホテルで食べることにしました。
人気のない写真ですが、実際にはかなり混雑しています。
お惣菜やらパンやら比較的値段の安いものをたくさん買ったら、結構豪勢になりました。
そしてここで特筆すべきがこのマースラ(バター)です。
フェリーで読んだ「海の狼たち」に、マロージェナイ(アイスクリーム)と並んでサハリンで超おいしいものとして挙げられていたのが、マースラ。あまりのおいしさに保冷剤を持って行き、マースラをなんとか日本に持ち帰らんとする人が結構いるとのこと。
そんなマースラですから、もちろん種類もたくさんありました。私たちは、スーパーの棚にズラリ並んだマースラを見て、あれか、これか、実に15分以上は悩んでいたと思います。
そして、もうわからないから、これにしようか、と価格も比較的安いマースラに手を伸ばしたその時。
横からロシア人の男性が、「それはダメ、安いが、イマイチだ。こっちがうまい。ユジノで手に入るマースラの中で最高さ」と言って(脚色入ってますが・・・)教えてくれたのが、この青い包み紙のマースラです。
きっと私たちがあまりに悩んでいたので、教えてくれたのでしょうね・・・。ちなみにスーパーでは、モールス(ロシアでポピュラーなフルーツジュース)について悩んでいたときにも、これは日本人の方でしたが、「ペット入りモールスはダメですね。こっちの紙パックのを超オススメします」と教えてくれました。みんな親切。
ちなみにロシア語で「おいしい」は「フクースナ」です。覚えておくと、レストラン等で食べ終わったあと言えるので、重要な単語だと思います。
で、このマースラ、開けてみると色が白い。そして、本当にうまかった!!!何箇所かでパンと共にマースラを食べましたが、それらとも色が違うし(実は翌朝ホテルのマースラとも比べてみたのですが)、なんと言っても口当たりが、油ではなく、乳なんだという感じがします。たくさん食べてもすっきりしていて、結局翌朝までに2人で半分くらい食べてしまった!どうやって作ってるのかな・・・
くますけもこのマースラにはご満悦でした。
そんな、最後の夜。
4日目出国に続く
ユジノの食品事情。
日本と比べて、乳製品は思った以上に高いです。多分、ロシア本土とは全然違う価格設定なんじゃないでしょうか。それでも文化的に必需品なのか、種類はすごく多くて、チーズも、バターも、棚一面を占領しています。チーズは食べなかったのでわかりませんが、バターは本当におしいいですよ。パンは安く、カップ麺等はか~なり高い。野菜や肉は普通にありますが、魚は加工品しか置いてない感じですね。ジュースは種類も多く価格は普通ですが、クヴァースが安いしおしいです。酒は安い、特にヴォトカは安いです。