メニューが読めん。
2007.05.29
サハリンにもレストランはありますし、最近ではファストフードみたいな店も出ています。しかし・・・観光地ではないサハリンは、お客も現地の人が対象なのでメニューはロシア語、そしてメニューには写真がない!
人気のファストフード
ええそうです、ユジノで若者に今一番人気のある店といったらきっとここ!カラボーク。いわゆるファストフードみたいな感じですね。ただしメニューはロシア料理です。そして写真がありません。
店員さんももちろん英語はしゃべりません。私たちは、この時点ではロシアの文字(キリル文字)がわかりませんでしたので、遠目から必死でロシア語を(「ひとり歩きのロシア語自遊自在」を眺めながら)なんとなく解読し、「あれは魚かな」とか「あっ、ボルシチ!」などと本当になんとなく食事を決め、あとは何とか本に乗っているものを要求してみることにしました。
私は黒パンとサラダ、それに魚のスープが飲みたかったのですが、魚のスープは無いといわれ、店員さんに「要するにスープが飲みたいのね?」みたいな感じですすめてくれたスープを頼みました。
ここだけではないのですが、サハリンの飲食店では英語はほとんど通じません。ロシア語がわからないと大体は呆れたような、「ちっ、お前らいい加減にしろよな」みたいな目線で見られます(笑)。ところが・・・こっちががんばって注文しようとする姿を見ているうちに、でかい態度ながらも、非常に親切に注文に協力してくれるようになります。混み合っていて忙しいときでも、こちらの要求に近い料理を一緒に探して出してくれます。なんていうんでしょうね、困っている出来の悪い同級生に、文句言いながら手伝ってくれる学級委員(メガネかけて結構かわいい)みたいな、そんな感じですね。
私たちはとりあえずロシアっぽい料理「チョールナヤフリェープ(黒パン)」「ヴィニェグリェート(赤いビーツのサラダ)」と、「ボルシー(ボルシチ)」、「ラッソーリニク(きゅうり入りスープ)」、そしてサハリンでおいしい!と「海の狼たち」に載っていた「マロ-ジェナイ」(アイスクリーム)を食べました。全部かなりうまかった。
私はこのサラダ「ヴィニェグリェート」が気に入りました。私はどこに行ってもこれを頼み続けました。
ちなみに値段はサハリンの食費って結構高くて、平均で日本と同じくらいか少し高いと思います。
マトリョーシカ
くますけがお土産にマトリョーシカが欲しいというので、スラビヤンスキーバザールという大型店舗に買いに行きました。
ここでは「モージナ パスマトリェーチ(手にとって見ていいですか)?」を連発。写真はいいマトリョーシカが見つかってご機嫌のくますけ。マトリョーシカは日本で買うよりかなり安いです(マトリョーシカに詳しいくますけいわく半額程度)。
ちなみに代表的なサハリン土産は、マトリョーシカのほか、琥珀、ヴォトカ、イクラー、キャビアなどです。私たちはマトリョーシカと、ヴォトカを買いました。ただしお酒は免税での持ち出しに制限があるので、あまり大量には買えません。ヴォトカは1リットルまでです。
今度はスーパーに挑戦
街をうろうろしていたらスーパーもいくつか出来ていて(新しい、多分最近出来たと思います)、これはもう自分で商品を選んで買うだけですから簡単です。しかし日本の感覚で行くと高いものと安いもののギャップがでかい。日本のカップ麺とかは日本円で400円くらいしてました。コアラのマーチは500円くらい。へえ~。
パンは安いですが乳製品は高いです。1ルーブル5円で計算してみると・・・
江戸?不思議な日本語の名前がついた商品は他にもいろいろありました。 ジュースは普通の値段。
キオスクでまたマロージェナイを・・・
松の美でしょうか?値段は日本のアイスと同じくらい。
これ、かなりうまかったです。オススメ!
街中でこんなものが!
BAZARのあと
夕方、BAZARに行ってみると、商品は綺麗さっぱり撤去されていました。お見事。
最もロシア的な飲み物、クヴァース
黒パンを発酵させた飲み物「KBAC(クヴァース)」です。黒ビールにジュースを混ぜたような?ワインとビールを足して2で割ったような?そんな味ですがお酒ではなく、ロシアで最もポピュラーな飲み物だそうです。ここユジノでも爆安でカップ売りもしていて大人気。私はうまいと思いました(日本に買って帰った)。
ちなみに街中で文字を読んでいたため、この頃になると2人ともなんとなくキリル文字が読めるようになりました。日本人にとっては発音がドイツ語並にとっつきやすいので、ぜひキリル文字を覚えておきましょう。
2日目④に続く
キリル文字はアルファベットと発音が対応している!
ような気がします。正確には違うのかもしれませんけど英語よりはわかりやすいですね。